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オホーツク高気圧のしくみを分かりやすく解説

複雑なメカニズムの梅雨の気圧配置。その鍵となるのがオホーツク海気団です。その構造を分かりやすく解説しているブログです。勉強になりますよ。




・・・(以下本文)・・・
梅雨前線の形成に重要な役割を果たす寒帯気団と言えばオホーツク海気団です。これは
オホーツク海の海面水温が他の海域に比べて一際低いことに由来する背の低いオホーツク
海高気圧と上空の高気圧性循環がシンクロすることで安定化し、この間、東北日本の太平
洋側には『やませ』と呼ばれる冷涼な風が吹き込みます。
・・・(続く)・・・


気象・歳時・防災 コラム!
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日本のお天気



今日は「日本のお天気」について解説します。
アメリカやオーストラリアで訓練してきた方が、日本の訓練でまず困るのが、日本特有の気象です。
日本は他国にない豊かな「四季」があり、これが日本特有の文化を育んできました。この「四季」を司っているのが実は日本周辺にある「気団」達なのです。

日本の気象(季節)を形作る気団は上の図にある5つの気団達です。これらの気団が入れ替わり立ち代り日本周辺にやってきて、日本の季節を作り上げています。

それでは日本の4季に、彼らがどのように影響してきているのか見てみましょう。

各気団は、上記のような特徴をもって、日本の4季に影響を与えています。

簡単に日本の4季を追ってみましょう。

春(4月5月)・・・・・大陸からの移動性高気圧(揚子江気団)が帯状に連なって、日本列島にやってきます。暖かく、乾燥したうららかな日和が続きます。

梅雨のはじめ(5月)・・・・・移動性高気圧の帯が北にずれはじめ、その南側に太平洋高気圧(小笠原気団)がぶつかり初期の梅雨前線が形成されます。

梅雨(6月7月)・・・・・北海道の東にオホーツク高気圧が現れます。これはヒマラヤ山脈で切り裂かれた亜熱帯ジェット気流が日本の東で再度合流するために発生します。この冷たく湿った高気圧と太平洋高気圧の間で梅雨前線の活動は活発化します。後半は太平洋高気圧が勢力を増し、梅雨前線を北へ北へと押し上げます。梅雨の末期は太平洋高気圧の勢力が増すために梅雨前線の活動が最も激しくなります。

夏(8月9月)・・・・・太平洋高気圧に広く覆われるため、蒸し暑い天候が続きます。熱中症が騒がれるのも、この季節です。基本的に天候は良いのですが、太平洋高気圧の縁辺部はとても湿気を含んでいます。この影響により、午後は雷雲が発生して、ゲリラ豪雨などが発生することがあります。

台風(9月10月)・・・・・フィリピン近海で発生した熱帯低気圧が序々に発達して、日本にやってくるようになります。最近は海面温度の上昇のためか、沖縄付近でも台風が発生することがあります。

秋(10月)・・・・・大陸からの移動性高気圧(揚子江気団)が半年振りに戻ってきます。この気団と太平洋高気圧の間に「秋雨前線」が形成されて、長雨になることもあります。特に「秋雨前線」+「台風」はものすごい集中豪雨や天候の急変をもたらすことがあり、注意が必要です。

冬(11月~3月)・・・・・西の大陸に高気圧、東の海上に低気圧が位置し、いわゆる「西高東低」の気圧配置となります。この気圧配置になりますと、日本列島を縦に等圧線が通るため、シベリア気団の冷たく湿った空気(元々は乾燥していますが、日本海を渡るうちに水分を吸収します。)がこの縦のラインを通って、日本に豪雪をもたらすことがあります。

大体、このような流れで4季は形成されています。

日本の4季、すなわち気団の特徴を理解することは、日本の空を飛ぶための第1歩です。





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